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文政四年の絵暦・大小暦

2008.10.2

おじいさんと孫が「きつね拳」

これはかなり難易度高いです。
絵は、おじいさんと孫が「きつね拳」で仲良く遊んでいるおめでたい場面。

▲文政四年の絵暦・大小暦(当サイト所蔵品)

きつね拳とは、江戸の中~後期に流行った遊びで、じゃんけんのグー、チョキ、パーをそれぞれ狐、庄屋、猟師に置き換えて、体でポーズを作ってじゃんけん遊びをするというものです。
よほど流行ったのか、浮世絵の題材としてもよく登場します。

「三拍子 娘拳酒」(狐拳で遊ぶ娘たち)/一勇斎国芳/当サイト所蔵
三拍子 娘拳酒/一勇斎国芳

「狐は、庄屋には勝つが猟師には負ける(撃たれる)」
「庄屋は、猟師には勝つが狐には負ける(化かされる)」
「猟師は、狐には勝つが庄屋には負ける(頭が上がらない)」
というのが基本ルール。いわゆる「三すくみ拳」の一種です。

流行けん/一勇斎国芳/当サイト所蔵
流行けん/一勇斎国芳

きつね拳の説明はこれくらいにして、問題の絵の方に戻ります。
最初に「文政四辛巳春」そのあとに「大小」とありますから、文政四年(1821)の大小暦であることはまず間違いありません。
でも、今回は絵にも文章の中にも数字らしきものは見当たりませんよね。
さて、肝心の暦はいったいどこに隠されているのでしょうか?

答は次のページで…