絵暦・大小暦とは
2008.10.1江戸の暦は「禁売買」/解説

これは簡単でしたね。
先ほどの「のし 御年玉」のすぐ左、「安政四丁巳歳」と書かれたところが暦です。
これが江戸時代のカレンダー。いま私たちが使っているカレンダーとはずいぶん違いますよね。しかもこれは年間カレンダーです。たったこれだけで一年分の暦を表しているんですよ。
江戸時代の暦は大の月が30日、小の月が29日と決まっていて、あとはその並びさえわかれば事は足りますので、わずかこれだけの情報でも立派な一年分のカレンダーとなるのです。
この場合、「安政四丁巳歳」が年号でその左右に書いてある数字、これが月を示しています。
少し図案化されていますが、上に「大」「小」の漢字があるのが分かりますか?このマークによって右の二、五、六、八、九、十一、十二が大の月、左の正、三、四、閏五、七、十が小の月だと分かるわけです。
「正」というのは一月のことです。また、閏五というのは閏月の五月という意味。
この年は一月から始まって四月、五月、閏五月、六月…と、五月が二回あったわけですね。
※「大の月、小の月」について、詳しくは 一ヶ月は29日か30日へ。
江戸の大小暦はだいたいこんな感じです。今回のは見たまま分かりやすい部類でしたが、この先だんだん暗号みたいな難しいのが出てきますよ。ぜひ挑戦してみてください。



